富山遠征 その2

 玉梨地塗りのお膳(城端別院所蔵) 
 井波別院は本願寺第5世綽如上人のひらかれたお寺でした。しかし、明治12年に本堂が全焼してしまい、それから後に再建された本堂のため、未だ本堂は文化財登録されておりません。そのため、本堂のあちらこちらがひどく傷んでいる状況です。
 一方、城端別院も建物がとても傷んでおりましたが、幸いなことに1476年(文明8)頃、蓮如上人によって善徳寺が創建されて以来、火災に遭うこともなく、貴重な宝物が今も大切に保存されていることです。
 これらの宝物は、7月22日〜28日まで行なわれている「虫干し会」の折に展示されています。