歳末勤行

今年最後のお勤め、午後4時から歳末勤行を勤めた。この勤行に臨む前に『大谷派儀式概要』なる本で確認をすると、勤行次第として正信偈舌々・念仏讃 淘三 南無阿弥陀仏の回向の 次第6首とあり、回向文は二淘による願以此功徳とある。同じ勤行次第のなかで、念仏讃と回向文との淘数が異なることをはじめて知り得た次第であった。お恥ずかしいかぎりである。これまで確認をせず、三淘で勤めるものと思っていた。
 ちなみに本山から発行の古い書物には御影堂における歳末勤行の勤行次第は「正信偈 舌々 念仏讃 淘五三 南無阿弥陀仏の廻向の 次第6首
返し念仏無し 回向文 願以此功徳 淘二」と見られる。
 ここに「淘の不相応な勤行は実に珍しいので、一年中この歳末勤行に限られている」と表記されていた。
 わかったこととしているとこうした事を見逃しかねない。いつまでも学びの連続である。
 さて、除夜の鐘の支度でもはじめようか。今年は風が強いから、火を焚くことは止めた方がよいかも…。天気予報では雪も降ると伝えている。あぁ、さむい寒い!!
 また、儀式部のブログを訪ねてくださりありがとうございました。赤羽地域教化センターは勿論のこと、来年も応援をよろしくお願いします。