夏の御文


 昨日、赤羽別院で約50年ぶりに夏の御文が拝読されました。伝統のある行事が、今再び求められているということなのか。
 はじめて参詣した私にとっては、「蓮師(蓮如上人のこと)の仰せを聞くよきご縁を結ばせていただいた、ありがたかった」とは言い難かった。何せ、この蒸し暑さですからね・・・。
 それにしても、仏教教団では釈尊在世のころから、夏中に行を修める、修学ということが盛んに行なわれてきたようです。蓮如上人が筆をお取りになり、夏の暑いときに御文を御製作下さったことで、現在、全国の別院で夏の御文が拝読され、また拝聴するご門徒がいらっしゃる。これを法脈と言うのでしょうね。