暁天講座の後で…座談会

              座談会  地域教化について
 今朝の暁天講座の後、午前9時から2時間にわたって三島多聞師を囲んで座談会がもたれた。
 2008年2月、真宗の宗議会議員のメンバーがある証券会社後援の企業(宗教法人実務相談センター)から講義を受けて、後に全宗議会議員が証券会社から重ねて講義を受けたものを一冊の小冊子に纏め上げられました。そしてその冊子を手元に置いて、現在から将来にかけて懸念される課題一つ一つを考える座談会となりました。
 内容の一つにお寺は修復事業、寄付金集めが終わると法人経営の体をなしていない寺院が多い。つまり、法話会などの開催など宗教法人としてのサービスを考えなければならない。
 組織のなかには30年・50年・100年をとおして横串を通したような組織が必要、組織のあり方を考えるときと一般企業の立場の方から鋭い視点で提言されている。
 印象的な師の言葉に「御坊さん」とは親鸞聖人の見えるところ、一方「別院」は建物と土地を指し示すだけ。御坊さんと呼ばれるところに御坊たる所以がある。歴史があり、真宗の土徳があるのですと仰られた。
 考えさせられることの多い座談会であった。座談会としては成功なのかな…。